ゆいぽーと(新潟市芸術創造村・国際青少年センター)から依頼をいただき、AIR(アーティスト・イン・レジデンス)の国内向けパンフレットを制作しました。白鳥建二さんなどAIRをされていた方との関わる中で、お声掛けいただきました。
依頼があった時にまずアーティストの立場で考えたのが、ゆいぽーとの地理的環境の良さです。
自分は小学校低学年までの幼少時をこの近所で過ごし、防風林の中に「アジト」を作って常駐していた思い出があります。ゆいぽーとの前身である二葉中学校は、新潟でも恐らく一番海に近い学校ではないでしょうか。2階の窓から運動場を通して海が見えます。その上で周りが林に囲まれている自然味溢れるロケーションなのに、古町の繁華街へは徒歩10分。信濃川はすぐそばに、車を使えばいくつもの「潟」に、40分程度で角田や弥彦山まで登山に行くこともできます。すべてが揃っていると言っても言い過ぎではないでしょう。
こんな自然環境の良さを、A4パンフレットの片面全体に写真で配し、A4三折パンフレットですが広げてポスターのようにも使える仕様としました。
表紙の夕日写真は、AIRの話をした後に五十嵐奈穗子さんが撮影し送ってくれた、今年のとある日の夕焼けです。五十嵐さんはゆいぽーとのAIRアーティストのお手伝いを自発的に行うKYAF(キャフ)というグループ活動を行っています。(→FB →紹介movie)その他の校舎や部屋からの写真は、亀貝が撮影しました。裏面にAIR概要は書かれていますが、詳細はWEBページで見ていただく前提で、サイトアクセスまでがパンフレットの基本的な目的です。
この会場は、未だゆいぽーとになる前の2015年、水と土の芸術祭の会場として使われていた年に、ニイガタブックライトで一箱古本市を開催しました。忘れられない美しい光景を覚えています。
こんな夕焼けがしょっちゅう見られる、というだけでもなかなかすごいことじゃないかと思います。
アーティスト達の新潟滞在がより楽しく、充実したものになりますように。
ゆいぽーと様
AIRパンフレット
Creative Direction : Taizi Kamegai
Art Direction, Design, Copywriting : Taizi Kamegai
Photograph : Naoko Igarashi(scenery)