「全国町並みゼミ新潟市大会 報告書」他

2022年6月に新潟市で開催された
「第45回 全国町並みゼミ新潟市大会」のパンフレット、プログラム、そして報告書を制作させていただきました。

全国町並みゼミとは

「郷土の町並み保存と、より良い生活環境づくり」をめざして活動を続ける「全国町並み保存連盟」。この組織の活動の大きな柱が、全国の加盟団体が持ち回りで開催する「全国町並みゼミ」です。

2022年の第45回開催のステージは新潟市。ゼミの中核となる分科会では、古町花街の町並みを生かしたまちづくりや、歴史的建造物の継承の手法、歴史を守ることでよりよい生活環境を生み出す考え方など、当地で進められてきた事例をご紹介し、さらに全国の事例を持ち寄り課題解決を模索する二日間です。

2008年から関わった旧齋藤家別邸の保存活動をはじめとして、その後旧齋藤家別邸のパンフレットや、「西大畑・あさひまち界隈WEBサイト」制作などで御世話になりましたまち遺産の会の大倉さんのお声掛けでご一緒させていただきました。

パンフレットなどの紙媒体の他、新潟市大会の公式WEBサイトも既存テーマを使いながら運営させていただきました。イベントスタッフと同時にアップデートしていき、イベントに向けてよりオンタイムな情報を提供できたのではと思います。

当のゼミでは、亀貝は第4分科会とまちあるきに一般参加しました。いつも訪れている大好きな界隈ですが、アートと町並みの関わり、町並み保存の目線から改めて解説していただくことで、より貴重性が実感できたように思います。分科会も充実していました。

1978年からはじまる歴史の長い、社会意義のあるイベントですが、今年の第45回新潟市大会は「特に画期的であった」と保存連盟理事長からお話もありました。

その意味については
「何もないんだて〜」
と言いがちな
「全国的に有名な観光地」ではない
指定文化財や重要伝統建造物群保存地区ではない新潟で、

歴史的建造物や歴史的町並みは「保存すべき」価値のある町の一部であるだけではなく、人々が、暮らし、生きる場所である町全体を、生き生きとした「生命空間」(便利であるだけではなく、そこにいることが生きる喜びを感じさせる空間)であるために、まさしくかけがえのないものであることを確認した大会だったこと
(中略)
すべての町にある、さまざまの古さの、歴史あるものの存在の、町そのもの(全体)にとっての重要な意味を確認できたこと
(同書:「はじめに」より)

こそが、「画期的」だったのでは、とも書かれました。

一部ですがお手伝いさせていただいたこと、とても光栄に思います。関係者の皆さま、ありがとうございました。

「第45回 全国町並みゼミ 新潟市大会 報告書」
A4サイズ/無線綴44P
他パンフレット・プログラム・WEBサイト他

Creative Direction:Taizi Kamegai
Art Direction & Design:Katsutoshi Harada, Yoko Yamagishi

以下は亀貝が参加した第4分科会の様子です。

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