建築設計事務所:伊藤純一アトリエ様のWEBサイトを制作いたしました。
→https://jatelier.jp/
約13年前、亀貝の自邸を設計していただいたのが伊藤純一さんです。その際は現SOLID(→弊社制作WEBサイト)の後藤氏にもお世話になりました。
自邸を建てた少し後の2008年から、エフスタイルや知り合い達とにいがた空艸舎というイベントを始めました。その会場としてお借りした北方文化博物館・新潟分館の向かいにあったのが旧加賀田邸、現在の「旧齋藤家別邸」です。
この邸宅と庭園が売りに出され存続の危機にあることを、保存活動の先頭に立たれていた伊藤さんからお聞きし、それから市の買取が決まるまで保存活動の広報面をお手伝いさせていただきました(→当時の活動記録ブログ)。
↑危機を知っていただき市保有の機運を高めるため何回も開催した一般公開の様子。2009年6月のこの時は2日間で6000人の市民がいらしたと記録にありました。
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伊藤純一さんは、「まち遺産の会」で以前から大倉宏さん(NPO法人新潟絵屋代表・砂丘館館長)らと共に中心で活動されています。無くしたら戻せないのが古い建物や町並みですが、維持するには数多くの問題があり、簡単ではありません。
日本以外の多くの国では当たり前に認知されている「古い建物を大切に残すことの価値」が、この国では何故か過剰な説明や経済価値を立証しないと納得してもらえません(地震の国だからなのでしょうか)。そのような環境でまち遺産の会のような活動を続けるのは本当に大変なことだと思いますが、大倉さんや伊藤さん、その他「旧齋藤家・夏の別邸(当時)」の保存活動時にお会いした、新潟の文化を支える錚々たる皆さんの「思い」と「行動」が、今に至るまで本当に刺激になっています。お手伝いできて良かったです。
伊藤さんは、住みよい建物の在り方と持続性、そして街の在り方や文化を総合的に考えられる建築家さんです。住宅はもちろん店舗や事務所などの商業住宅も数多く手掛けられていますので、気になる方は是非一度「ギャラリー」をご覧ください。
いきなり建築家さんに問い合せするのはハードルが高くて…という方は、亀貝からもご紹介させていただきますよ!
WEBサイト設計にあたっては、伊藤さんが関わっているさまざまな活動が、直接でなくともいかに本業に活かされているか伝わるように心がけました。aboutページの最下部をご覧ください。
(伊藤さんはあの「しょっぺ店」を提唱したグループメンバーであり、しょっぺ店番付ページは以前から大人気ページです。なのでそのまま残しています。)
ちなみに亀貝の自邸の竣工当時の写真はこちらです。現在は随分と見た目が変わっており、TOPページのスライダーで見れる写真に入っていますので、探してみてください。
伊藤純一アトリエ様
WEBサイト
https://jatelier.jp/
Creative Direction:Taizi Kamegai
Art Direction & Design:Katsutoshi Harada
Web direction : Takahiro Sato
Photograph (image):Taizi Kamegai
※撮影にご協力いただいた住宅や店舗の皆様、ありがとうございました。