古町5番町に新規開店したアイウェアサロン「Person-A」様の開店に伴う一連のデザインを担当いたしました。
このお店のオーナーは、当社が同じくブランディングを担当した、医学町ビル2階の壱点不動産
に物件の問合せをされていて、その段階から開店のご相談をいただいていました。物件が決まる前は近所の学校町のオーナーの皆さんを誘って「大倉酒店」で呑み会を開催したのも良い想い出です。
店舗リフォームも壱点不動産が担当。什器なども最近同社が医学町ビルイベント「好日市」で販売しているものや、自社製作されたものから選んでいます。いわば医学町ビルサポートで開店を迎えました。
「Person-A」という店名の語源は、映画・演劇の出演者における、名も無き「その他A」「街の人A」から来ています。
我々は社会においては「その他A」「街の人A」「会社の同僚A」だが、それぞれの人生ではもちろん、主役俳優である。
彼らが「見せたいと思っている自分」を
店が把握し、理解し、且つその人らしい魅力をひきだし
眼鏡を「選んでもらう」よりも「提案する」ことができる眼鏡店である。「Persona(ペルソナ)」とは、もともと古典劇における「仮面」。
現在では「人」「登場人物」「人格」などを表し
まさに「その他A」とは真逆の意味を指す言葉になる。
これが「Person-A」の本質。
他大勢でありながらも、その人が見せたい個性を引き出すことを何より大切に考える。
もともと劇団に関わっていたオーナーの想いを受け、ロゴマークを企画する際に提出したコンセプトが上記。いくつかの案の中で、PとAを使い仮面と個性を表したこの案が採用になりました。
窓ガラスには、オーナーの思いを受けたシェイクスピアの『お気に召すまま』から
「この世は舞台、人はみな役者」
というセリフが引用されています。
オーナーの隣にいるのは壱点不動産の波潟さん。
サイン施工は、これまで当社と数十件以上の案件でご一緒してきたベテランスタッフにお願いしています。
杉板のウロコ貼り壁面に、SUS(ステン)切り文字を浮かせるにはいくつかのステップが必要でした。
最初にダミーの原寸ボードを用意し、板の貼り合わせにかからないよう、厳密にピン位置を決めます。
ピン位置が決まると、その場所での浮かせ金具の高さが決まるので、それらをメモしていきます。
この浮かせ金具のカバーリングがないと、施工時に文字が水平にならないからです。
SUS切り文字が出来上がったらはめ込み作業をして完成です。
Person-A
ロゴマーク・サイン・shopカード
Creative Direction : Taizi Kamegai
Logomark Design:Taizi Kamegai
Sign Design:Taizi Kamegai
Card Design: Taizi Kamegai