Column代表亀貝のコラム

FOR座REST2008に行きました。

date - 2008.07.14

FOR座REST2008に、妻と1歳半の娘とで、行ってきました。泊まりがけで2日間とも、最後まで楽しんできました。地元の人達がボランティアで運営する、地元のための、愛が溢れた素晴らしいイベントです。

FOR座REST公式サイト


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福島市民家園は森の中に移築した古民家(江戸時代とか)が点在している、江戸東京たてもの園の超田舎版のような感じで、最初は素で迷子になっちゃいそうな広さ。その民家を上手に使って、物販や飲食のお店が並んでいます。

基本的には広瀬座(移築された昔の芝居小屋。こちら参照)でのライブがメインなのですが、そのチケットが取れなくても充分楽しめちゃうトコロが、まず凄い。ガンガン漏れてくる音を楽しみながら外で踊るも良し、お店廻りをするも良し。そこら辺で座ってご飯食べてても良し。森の奥に入った所に、イイカンジのあずまやがあったりして、そこで休んでいる家族もいます。

新潟から唯一出店したF/styleも超人気で、始終お客様に囲まれて話をされているようでした。外から見ていて、本当に何と言うのだろう、「ココでこそ売られるべき」というか、場のコンセプトとショップ群・オーナー達の雰囲気がとても合っていて。売り手と買い手の幸せな関係、その心地よい結びつきが見える気がします。

あまり宣伝をしてないせいか、盛況とは言え不快になるような混雑や行列がありませんでした。コレも意外と重要な要素なのでは。以下はいくつか撮った写真など。

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民家はこんな感じです。森の中の小道を歩いていくと、昔ながらの建物が姿を現します。お店は服飾、雑貨、飲食など。それぞれの民家の空きスペースの殆どは自由に入って、休憩したり食事したりすることができます。2日間とも30度越えの炎天下でしたが、家の中はとても涼しく心地良いのです。
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からむし織のワークショップに参加しました。お子さん連れの出店者も多く、ウチの子も先生のお子様達と遊んでもらって、面倒を見てもらったり。とても助かりました。小さい子達が、昔の民家の中で、こんな風に親の商売や大人のイベントと交わることができる。「古いモノ」の大切さを学ぶのに、これ以上ないシチュエーションだと思うのです。古い建物の保存の問題って、これからを担う子供達の教育が絶対に重要ですよね(それまでに手遅れにならなければイイのですが…)。

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イベントのコンセプト(こちらのPDF参照)にも書かれている通りに、小さい子供連れのお客様がとっても多いイベントです。ライブだってあちこちから泣き声が上がったり、店主の脇にちょこんと座って一緒にお店番をしている子供達も多く見かけました。ただし「子供のためのイベント」ではなく、あくまで「子連れでも楽しめる大人のイベント」ですが。

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広瀬座です。ものすごくカッコいい建物です(写真では表現できていませんが)。昔の様子がWEBに載っていましたが、まったくこのままの印象。「廣」の提灯が薄暗い中ぼんやりと並んでいます。ここに各自座布団を持ち込んで、座ってライブを楽しみます。

今秋企画しているイベントに絡んで、とても参考になるからと薦められたのですが、聞きしに勝る素敵な体験でした。聞けば主催者の方も皆さん本業が別にあって、その合間にボランティアで準備されているとのこと。お疲れさまでした。来年は園の改修工事でお休みとの事ですが、再来年を楽しみにしています。

さて、我が新潟でも、少しずつイベントを育てていきましょう。

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