胎内市営「胎内高原ワイナリー」様の新製品を、企画からSPまで担当させていただきました。
まだ歴史の浅い同ワイナリーのワインを、これからどうやって多くの方に飲んでいただくようにするか。今回のワインは税込み1000円という国産ではかなり頑張った価格で販売し、まずは「胎内高原ワイナリー」の裾野を拡げ、多くの人に飲んでいただく為のエントリー製品として位置づけました。
毎日の食卓に、週末のちょっとしたご馳走に、気軽に飲んで欲しいから、その名も「晩酌ワイン」。
胎内高原ワイナリーは、胎内の平野を見下ろす山腹に広がる胎内市資本の「フルーツパーク」で葡萄が栽培されています。実はこの栽培面積、県内有数の規模なのですが、まだまだ知名度は低いのが実情でしょう。かくゆう私も、このお仕事を担当させていただくまでは知りませんでした。
初めて葡萄畑に連れていかれた時のことは忘れられません。その広大な面積もそうですが、何より「これ車上がれるの?」というような急斜度。草刈りの重機が登れなくてすぐ壊れてしまうとボヤかれるほどの急斜度で、そもそも作物を育てていること自体が驚きでした。聞いてみれば良いワインを造るための葡萄には、太陽光の当たりやすい急斜度と昼夜の温度差を生む高度はとても大切なんだそうで。大きな葡萄畑のさまざまな斜面の葡萄は、その斜面ごとにワインの味が変ると言われるほど、「土地」の味が出るものなんです。
葡萄畑からは、眼下に広がる胎内の平野と、その向こうに広がる日本海、天気の良い日には佐渡島までが一望できる素晴らしい景色です。その斜面を風が吹き抜けていきます。葡萄栽培の責任者の方が表現した「風の谷みたい」という言葉が不思議にぴったりきます。現代の、ミニチュア版風の谷です。
そんな風景をフライヤーにしました。
「風と土地と人がつくるワイン」
新潟駅CoCoLo、三越他新潟市内の酒屋さんで9月中旬から販売されます。見かけたらぜひお試しください。若く軽い味わいで、ワイン初心者の方にも馴染やすいのではと思います。