新潟市中央区、西堀通6番町にあるちいさなお菓子屋さん、「やきがしやpitu」さんのshopカードを制作させていただきました。
昔は街のあちこちにあった小さなたばこ屋さんをお店にして、店主の森田さんが1人で作った焼菓子を、1人で売っています。基本的にはクッキーなどの焼菓子ですが、時にはケーキ等も並ぶので油断できません。いつも人気のお店ですが、たまにお客さんがいない時に通りかかると、狭いカウンターの奥の暗がりで、以前はおばあちゃんが居眠りしていたであろうその場所で、森田さんがちょこんと座っています。その佇まいがとても素敵なのです。
.そこで売っているお菓子を、どう表現したら良いのかちょっと分かりません。一般的には地味な部類のかも知れません。材料が良い物・安心できるものを使っているのは勿論です。すくなくとも亀貝家は、pituのお菓子を食べるだけで、新潟に住んでいる幸せをしみじみと感じる、そういう味です。心地よいお菓子?だから森田家が県外引越?なんて噂が一時期出たときの、我が家のどどーんと落ち込んだ様といったらなかったです。
店主の森田さんとはにいがた空艸舎で知りあいました。次の空艸舎でも一緒にやっていただきます(お菓子屋さんとしてではありませんが)。彼女の人生に対するきりっとした姿勢や、モノゴトに対する視線のありようが本当に格好良くて、お菓子もそうですが、やはり人として新潟には欠かせない存在だと思っています。一方的に。
美味しいお菓子の噂が噂を呼び、ファンに紹介され、この9月からは京都の書店・恵文社一乗寺店で、定期的に販売されているそうです。京都に出かけた際は是非。→恵文社スタッフブログでも紹介されていました。