北方文化博物館の「未公開湯殿ツアー」に参加

去る4月某日、北方文化博物館の未公開・湯殿ツアーに参加してきました。
京都東本願寺の僧侶が布教のため全国を旅した際にも立ち寄ったという、普段は公開されていない湯殿を見学するツアーで、1日2回行われているそうです。

湯殿は勿論興味があったのですが、このツアー、実は普段入ることのできない回遊式大庭園(大広間から見る大きなお庭です)に別の場所から少しだけ入ることができるのです。普段は遠くから観ることしかできなかった茶室へ近づくこともできるなど、思わぬサプライズでした。

写真はこちら↓からどうぞ


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回遊式庭園の別入り口から入ったところ。木の門を開けると別世界が広がっていました。

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苔の緑が大変に美しい。北方文化博物館はどこも苔が素晴らしいです。

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利休の茶室「不審菴」を模したとされる積翠庵でしょう。元々は柏崎にあったものが田中泰阿弥によってこちらに移築されたそう。茅葺きに屋根の銅板の緑青、良いです…。

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いよいよ建物に入り、湯殿へ向かいます。写真はありませんが、雪隠(トイレ)のデザインがとてもカワイらしい。

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湯殿です。湯船?は小さいですが、底が床より低くなっており意外と入り心地が良さそうです。中は木(おそらく桧?)張りでした。ぜひ一度入ってみたいものですが…

博物館の方に聞いたのですが、この湯殿が使われていた時代、全国のさまざまな土地を廻ってくる僧侶は当然多くの情報を知っていました。貴重な情報源だったのです。なので僧侶がこの湯殿に入っている時も、そのみやげ話が聞きたくて、背中を流すために廊下に希望者が列をなして待っていたとか。

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回遊式庭園を通常とは違う場所から見れるのも、このツアーの魅力でしょう。スタッフの方が、この庭園内で映画『椿三十郎』のロケが行われた当時の様子をお話されていました。毎日深夜まで及ぶ大変なスケジュールだったようです。

「未公開・湯殿ツアー」は4月25日(金)まで1日2回、行われているそうですので、ご興味のある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

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