『へうげた、にいがた。』展

10月29日より11月10日まで、旧齋藤家別邸と北方文化博物館の両館において、『へうげた、にいがた。』展が開催されています。


新潟市出身・山田芳裕氏が描く、桃山時代の数寄武将・古田織部を主人公にした漫画『へうげもの』をテーマにした異色の展示会です。
漫画の原画やグラフィックに併せ会場を彩るのは、「織部十作」になぞらえて結成された「へうげ十作」と呼ばれる現代先鋭陶芸家たちの作品。さらに表具師や染織作家など他ジャンルのアーティストも加わり、歴史ある両館を舞台に、400年の時を超えた「数寄」「へうげ」のセッションが展開されています。

弊社では、当展示の来館パンフレット、館内サインなどをお手伝いしました。

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亀貝は『度胸星』からの遅まきな山田漫画ファンではありますが、『へうげもの』は開始当時からのめり込むように読んでいました。ぱっと見は、そのアクの強い絵柄とデフォルメされた奇々怪々な当世風俗が目立ちやすい作品ではありますが、芯を貫くのは、あの時代の人々の生き方。心を打つのは、王道。たとえば『指輪物語』を読んでいて心を打つ、あの感じ。人間臭く自分の弱みもさらけ出す織部はしかし、ここだけはという局面では最高にキメてくれる、本当にカッコイイ漢(おとこ)であります。他にもこの作品の推しポイントは山ほどありますが、とても私のつたない筆で描ききることができません。

実は、時代考証など意外とちゃんとしている、というのも『度胸星』と通じる萌えポイントです。今回山田先生の古くからの担当さんと一緒に展示準備をしていましたが、山田さんは編集者と二人三脚で作っていくタイプの方だそうで、編集の方の苦労も(仰いませんが)推し量るに余りあります。また、編集の方あってのあの作品なのだなぁ、ということも改めて実感した次第。

未読の方、ぜひこれを機会に『へうげもの』をご覧いただければ嬉しいです。

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山田芳裕さんは実は我が中学の2年先輩。そして北方文化博物館さんも旧齋藤家別邸さんも弊社のクライアント。北方文化博物館さんに利休の茶杓や長次郎の黒楽焼があることは、以前から知っていました。なんとかコラボができないものかと、初期の頃コミックスを進呈し御提案したこともある位。だから今回、旧齋藤家別邸アートディレクター・横木さんの力でイベントが実現に至り、本当に嬉しく思います。

また、以前新津のたねん.さんにいがた空艸舎から活動を始めた二人組)の企画展で来新した際に我が家に泊まっていき、共通の知りあいも多い秋田の田村一さんが設営にいらっしゃったのも面白いご縁でした。田村さんは2009年から「へうげ十作」に参加されているようです。

今回の「へうげ十作+α」のメンバープロフィールは、→こちらのページをご覧ください。

今回の展示会、「へうげ十作+α」の作品はその殆どを購入することができます。オブジェ的な作品から、日常使いの器までかなりのボリュームが用意されています。器なら旧齋藤家別邸がお薦めです。北方文化博物館では利休の茶杓などの伝世品もご覧いただけます。
是非この機会をお見逃しなく!

設営直後、初日の写真です。ぜひ大きな写真で見ていただきたいので、Flickrのスライドショーで。

クリック!→『へうげた、にいがた。』展写真スライドショー

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北方文化博物館では、コミックスが自由に読める部屋をご用意。
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旧齋藤家別邸の蔵は器ショップに!
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旧齋藤家別邸の広間
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旧齋藤家別邸。竹林を望む窓に田村さんの器。
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旧齋藤家別邸。竹のオブジェは先日の「竹あかり、花あかり」の時のもの。
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北方文化博物館の大広間。
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北方文化博物館
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北方文化博物館
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北方文化博物館
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北方文化博物館。利休のグラフィックと茶杓
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北方文化博物館
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北方文化博物館
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北方文化博物館