Column代表亀貝のコラム

BookMarket2010に行ってきました。

date - 2010.02.19

行ってきましたアノニマ・スタジオ「BookMarket2010」。元北光社、佐藤店長も頑張っていましたよ〜。(写真ないけど)
例によって3歳のムスメが暴れまくりで、心ゆくまで、とは行きませんでしたが、楽しませていただきました。面倒を見ていただいた佐藤店長をはじめアノニマの方々、すみませんでした。
P2130491.jpg個人的に今回のツボは「よりみちパン!セ」編集部(初めてあんなに揃っているのを見ました)、医学書院の「シリーズ ケアをひらく」(佐藤店長のお薦めでもあります)、INAX出版(こんな面白い本達を全然知りませんでした)です。他にも気になる本はいっぱいあって、目移りするばかり。

前回もそうでしたが、今回もいくらお金があっても足りないくらい、欲しい本ばかり。あらためて「世の中には、こんなに面白い本がいっぱいあるんだ!」と実感できるイベントです。
しかも直接関わっているスタッフの方を目の前にして、お話しながら買うことができる。それも大規模な展示会なんかじゃなくて、それぞれテーブルは1つ。アノニマ・スタジオの居心地のいいキッチンスタジオで。
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隣のin-kyoさんで小物なんかを買えるのも、またイイんですよねぇ。

前回のBookMarketでもそうでしたが、ここでの経験は、この先ずっと残ると思います。今までは単に「面白い本」「好きな本」でしかなく、ほとんど意識していなかった「出版社」の名前ですが、前回のイベントをきっかけに店頭でも気にかけるようになりました。それもただの「出版社」ではなく、その先にいる人の顔が実際に浮かぶ、人間の集団としての「出版社」です。本屋さんでそれらの出版社の本を見かけたときに、思いだす顔があります。語られた想いがあります。おかげで「本」に対する見方が、以前よりずっと近く、親しくなった気がします。

もう虜になってしまいました。こんなイベント、新潟でもやりたいですね。

※今後すくなくとも半年分の「買う本」リストができましたよ。

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【関連リンク】
ミシマガジン「本屋さんと私」第31回 編集も営業も一冊入魂です!
アノニマ・スタジオのお2人がインタビューに答えてらっしゃいますが、我らが空艸書店

「坪単価最強書店」はすごかった!

という見出しで紹介されています。同じく座談会でも登場いただいた英進堂さんの話題も。「特に、新潟はおもしろいです。」なんて言われると嬉しいものですね。

空艸舎つながりでは、今月末エフスタイルで2年ぶりのイベントが開催されます。タイトルは「ふくろといぶくろ」。詳しくはにいがた空艸舎のTOPページをご覧ください。

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アノニマ・スタジオのホームページ(少し下の方)では、北光社閉店の日の様子がレポートされています。閉店の日に、東京から出版社の方がわざわざ駆けつけて来てくださる。北光社の魅力が伺い知れます。

北光社さんは、
一冊一冊の本の個性を見極めて、
どう演出すればその本が一番輝くのか、
どう並べればその本の世界を伝えられるのか、
そのことをずっと考えている書店さんでした。
時には作り手である私たちが思いもしないほどの深さにまで本の世界に潜り込み、
きらきら光る小さな宝石を探し出してくれることさえありました。
本たちにとって、そのような本屋さんで売ってもらえることが
どれほど幸せなことであったことか。
北光社さん、これまで本当にありがとうぎざいました。

アノニマ・スタジオホームページより

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「よりみちパン!セ」の記念撮影ボードにて